沢登り大好き証券マンのレポート

■安達太良山PART1

1月8日、福島県二本松市の安達太良山へ行ってきました。この時期恒例のくろがね小屋泊りの山行ですが、コロナの影響でシュラフ持参となります。1日目はのんびり小屋までで、源泉かけ流しの温泉に浸かり、湯上りのビールや日本酒、バーボンを痛飲しました。小屋の管理人の方が沢のベテランで、かつ同年配であったことから話が弾み、奥会津のおすすめの沢など教えていただきました。写真は勢至平手前の樹林帯と、小屋にある懐かしいダルマストーブです。

 

■金融引き締め

米連邦準備理事会(FRB)は1月5日、21年12月14~15日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開しました。それによりますと資産購入を従来計画より3か月早い22年3月に終了、インフレ対応の利上げに迅速に動ける余地を広げました。22年中に3回利上げする見通しも示しました。利上げからより近い時期に保有資産を縮小するのが適切とFOMC参加者たちは判断しているようです。ゴールドマン・サックスはFRBの利上げ回数予想を3回から4回に引き上げ、資産圧縮の開始時期も12月から7月に早めました。

一方、1月12日発表された昨年12月の消費者物価指数(CPI)は39年ぶりの高さの7%でしたが、市場予想と同じでした。供給制約が和らぐにつれ、今春以降のインフレ鈍化を見込む市場関係者も多いようです。

ここからは私見ですが、FRBや市場関係者などから様々な見通しなどが出て市場のコンセンサスが固まり、金融引き締めの材料を織り込みつつあるのが現状ではないかと思っています。主要企業の業績は良さそうで、金融引き締めを織り込んだ後は買われる展開になるのではないでしょうか。

1月11日、国内では1部や2部といった区分からプライムやスタンダードなどに移行する新市場区分が発表されました。最上位のプライム基準を満たしていながら、気候変動の情報開示などのハードルを嫌いスタンダード市場を選んだ企業もあるようです。そこで今回は気候変動問題でもあるプラスチックにかかわる銘柄に注目してみました。なお株価、PER、PBRは1月14日引け値でクイックから、チャートはブルームバーグからの出典です。

 

■4118 カネカ 東証1部

株価 3885    PER 10.5    PBR 0.68

塩ビ・ソーダから出発し、合成繊維、樹脂、食用油脂類、医療機器・医薬、電子材料など多彩な事業を営んでいる企業です。本年4月1日に施行予定の「プラスチック資源循環法」では使い捨てスプーンやストローの有料化・代替素材への切り替え義務付けや、家庭ゴミのプラスチック製品が資源ゴミとして収集されるようになります。当社は自然界で微生物によって分解される『生分解性プラスチック』で先行、足元では生分解性ポリマー『Green Planet』の新規採用が拡大しており、本格的な生産能力増強に向けて建設計画の詰めを急いでいます。

同社は代表的な工業薬品で幅広い用途をもつカセイソーダ(水酸化ナトリウム)を2021年12月1日出荷分から国内向けで1キロ当たり20円以上の値上げを打ち出しました。また建設資材や日用品に使う塩化ビニール樹脂も同年11月下旬に値上げを打ち出しました。また同年12月27日、同社は新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」を検出するPCR検査試薬を2022年1月に発売すると発表しました。1時間程度でオミクロン型とデルタ型のウイルスを特定できます。

 

12月24日に挙げた5銘柄のその後の動きです

 

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