沢登り大好き証券マンのレポート

■久しぶりの水根沢です

9月4日、久しぶりに奥多摩の水根沢へ行ってきました。この沢は奥多摩定番の初級(?)の沢で、いたるところにハーケンやアンカー、スリングが残置されていましたが、今シーズン?からそのほとんどが撤去されてしまいました。それによりかえって面白さが増したように感じています。写真は前半に登場する泳いで取り付き左岸をトラバースするバランスを要するミニゴルジュの始まりの部分です。

 

■消去法で日本株⁉

NYダウ平均は8月16日に付けた直近の高値から9月6日まで3週間で3000ドル強下落しました。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による米連邦準備理事会(FRB)の金融政策をめぐる観測記事が注目されています。「FRBウオッチャー」として知られるWSJのニック・ティミラオス記者は7日付で「FRBが0.75%の利上げに向かいそうだ」とし、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅が通常の3倍となる可能性を報じました。

ここからは私見ですが、22日のFOMC までには13日の米消費者物価指数(CPI)や14日の米生産者物価指数(PPI)、15日の米小売売上高などの重要な経済データが発表されますが、それらがインフレの鎮静化を示すものだしたら利上げ幅は0.5%となる可能性もあると思います。しかし金融政策の効果が表れるには時間がかかりますので0.5%となる可能性は薄そうです。米景気減速が現実になれば米株を売った資金をどこに移すかが投資家の関心を集めているようです。受け皿の有力候補だった欧州株は、ウクライナ危機とエネルギー危機で候補から消えつつあり、消去法で残るのは日本株か英国株。「円安がいつ反転するかわからないが、それまでは割安な日本株はお買い得だ」との声もあるようです。

今回は円安で増収が期待できる6465ホシザキと低価格のファッション衣料をあつかう8277しまむらに注目しました。

 

■6465 ホシザキ 東証プライム

株価 4,010円    PER 30.7    PBR 1.99

業務用厨房機器大手で製氷機では世界シェア約3割で、冷凍冷蔵庫、食洗機は国内首位の企業です。同社は8月8日に2022年1~6月期の連結決算を発表しました。それによりますと純利益は前年同期比31%増の165億円でした。部材高や調達難の影響で営業利益は減益となりましたが、為替差益を110億円計上し純利益は増益となりました。売上高は10%増の1502億円、営業利益は7%減の132億円でした。売上高は日本では新型コロナウイルス感染拡大で小幅な減収だったものの、米州はコロナ禍から回復により大幅増となりました。

同社は22年12月期の平均為替レートを1ドル=110円と予想していますが、足元では140円台で推移しています。海外では米州を中心に需要が回復していますが、円安が続けば一段の増収が期待できます。あるアナリストは、同社は新型コロナウイルスによる販売伸び悩みや、供給制約、インフレの影響などで業績低迷が続いたが、これらの問題解消が進んだと指摘、「国内・海外で、販売拡大と価格転嫁の進展で業績拡大が続く可能性が高まった」としています。

 

■8227 しまむら 東証プライム

株価 12,500円    PER 12.3    PBR 1.10

低価格の実用・ファッション衣料をPBも含め展開している企業です。店舗の標準化でコストを低減し、郊外から都市部に進出しています。欧米でインフレが加速する中、国内でも日銀による2022年度の物価上昇率見通しが2%を超えるなどインフレ圧力は強まっています。「欧米と程度の差こそあれ日本でも物価上昇が進んでいますが、好景気下での物価高ではないので消費者の生活防衛意識は高まりやすい」との指摘もあります。販売する品が単純に安いだけではなく、商品力の強さや値上げ後もお得感をキープする会社が消費者と投資家の心をとらえます。

同社が展開する衣料品店「アベイル」はサンリオとコラボレーションした衣料品や雑貨を扱っていますが、在庫管理と併せて「キャラクター商品の強化がグループ全体の地盤を強くする」とアナリストからも前向きな評価が増えています。8月23日に発表した8月度(7/21~8/20)の既存店売上高は前年同期比2.1%増でした。コーディネート販売策の強化により1人当たり買い上げ点数が増加、客単価は持続的に伸びています。あるアナリストは「低価格も強みとするしまむらは今後も消費者需要をとらえ続ける」との見方を示しています。

 

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