沢登り大好き証券マンのレポート

 ■高尾連荘です

11月26日は生憎の雨予想でしたので、再度陣馬から高尾の極楽温泉を目指しました。11月3日のシンシナ沢以来、野暮用で約3週間も山や沢には行けませんでしたので、実は23日の勤労感謝の日にも冷たい雨の中、小仏城山北東尾根から極楽温泉を目指しました。23日の山行きでは3時間半ほどの雨中山歩きで体が冷え切り、温泉につかってもなかなか体が温まりませんでした。この日は帰りに新宿の都庁に立ち寄り、5回目のコロナワクチンを接種してきました。天候が悪いとどうしても近場に行ってしまいますが、来週は沢に行きたいと思っています。写真は雨の一丁平付近と景信付近の紅葉です。

■パウエル議長講演とADP・雇用統計

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は11月30日、米ブルッキングス研究所で講演し金融政策については「インフレ抑制に十分な引き締め的水準に近付いており、利上げペースを和らげるのが理にかなっている」と発言、12月13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を縮小する考えを示しました。議長は政策目標であるコア個人消費支出物価指数を「財」「住居費」「住居除くサービス」の3つに分けて分析、供給制限の緩和で財の価格は下落し、住居費も新規契約の家賃相場の下落から「来年のどこかで低下し始めるだろう」と予想しました。住居を除くサービス価格に影響を与える賃金は「物価目標と整合的な水準を大幅に上回っており、物価安定の復活への道のりは長い」と指摘しています。

注目される雇用関係では11月30日に企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の民間部門雇用者数の発表がありました。11月は12万7,000人増と市場予想(20万人増)を大幅に下回りました。また12月2日には雇用統計の発表が控えていますが予想では、非農業部門雇用者数は20万人増加、平均時給は前年同月比4.6%増、失業率は3.7%とされています。

ここからは私見ですが、雇用統計で非農業部門雇用者数が20万人前後増加して、平均時給の伸びが抑えられ失業率が悪化する状況だとマーケットは歓迎しそうです。米長期金利も低下傾向となり、大きく売り込まれていたハイテク株中心のナスダックの戻りも期待できそうです。そこで今回はシリコンウエハーで世界首位級の信越化学工業とEVの心臓部であるイーアクスルに注力する日本電産に注目しました。

 

■4063信越化学工業 東証プライム

株価17,515円    PER10.4    PBR1.88

塩化ビニール樹脂、半導体シリコンウエハーで世界首位級の企業です。同社は10月27日に2023年3月期の連結純利益が前期比36%増の6800億円と、2期連続で最高益を更新する見通しだと発表しました。従来予想を920億円上回ります。円安で海外子会社の円換算の収益が膨らむことなどが要因のようです。けん引役は塩化ビニールとシリコンウエハーです。塩化ビニール中心の生活環境基盤材料事業は米子会社シンテックが好調で、主力の米国は金利上昇などで住宅需要に不透明感がありますが「住宅はまだ足りない」(斎藤同社社長)と言い工場を増設します。前期から段階的値上げで前半利益拡大が続いています。塩化ビニールなどの事業の営業利益率は44%に達しているようです。

シリコンウエハーも長期契約が中心で半導体市況が変動する局面でも収益は安定しています。300mm口径の製品は多くが27年までの契約を結んでいます。半導体材用の中で最も市場が大きいのがシリコンウエハーで、全材料の18%を占めています。シリコンウエハーでは同社がトップシェアで中期的展望も見据えて300mmウエハーの生産増強を行っています。2位のSUMCO(3436)と合わせこの2社で50%以上のシェアを握っています。SEMI(国際半導体製造装置材料協会)のシリコン担当者は「半導体産業はマクロ経済の向かい風を受けているが、ウエハーの長期的な成長は揺るがない」としています。

 

■6594日本電産 東証プライム

株価8,606円    PER29.9    PBR3.25

モーター世界大手で、精密小型から産業用など中大型へシフトしている企業です。EV向けなど車載用を主柱に育成中です。10月24日に2023年3月期第2四半期の決算発表を行いました。それによりますと、連結売上高は前年同期比24.2%増の1兆1,308億円、営業利益は同8.1%増の964億円、税引き前利益は同35.9%増の1,184億円、純利益は同30.1%増の866億円となり、いずれも第2四半期累計で過去最高を更新しました。同社の永守会長はかねて「25年がEV普及の分水嶺になる」とし、イーアクスル(モーターと減速機、インバーターを一体化したシステムで、ガソリン車のエンジンに相当するEVの中核部品)の生産能力とコスト競争力を高め、26年3月期に5000億円の関連売上高を目指す方針を掲げてきました。その永守会長がイーアクスルの新工場をメキシコに建設する方針を明らかにしました。

投資額は1,000億円規模になる見通しで、現在は中国と欧州でイーアクスルを生産していますが北米にも拠点を構え、EVの普及が進む市場で供給体制を整える計画です。バイデン政権は8月に北米で生産したEVに限定して補助金を出す購入支援策を導入するなどEVの「地産地消」を目指す動きが進んでいます。同社早船常務は「9月から欧ステランティスとの合弁による、待ちに待ったトラクションモーターシステム、イーアクスルの量産開始となった。来年5月からは第2世代の150キロワット用も量産となり収益は改善する。来期黒字化すると完全に言い切れる」などと語りました。また同社はイタリアの工作機械メーカーPAMA(非上場企業)を150億円程度で買い取り、イーアクスルに次いで工作機械を成長の柱に育てる計画です。

 

 

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