昨日(4日)、南アフリカの第2四半期(4~6月)の実質GDPが発表されました。
前期比年率-0.7%、第1四半期(1~3月)の同-2.6%に続く2四半期連続のマイナス成長となり、リーマンショック以来のリセッション入りが確認されたといえるでしょう。
先月のトルコショックから約1ヵ月経過しましたが、新興国からの資金流出、通貨不安に歯止めがかかっていないのが現状であろうと思われます。
南アフリカランドに関しまして、気掛かりな点があります。
東京金融取引所における主要通貨の取組高(建玉数量)推移【2018/1/2~2018/9/3】
米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | トルコリラ/円 | 南アランド/円 | メキシコペソ/円 | |
2018/1/2 | 536,390 | 74,734 | 189,538 | 77,839 | 293,058 | 84,861 | 36,818 |
2018/3/1 | 595,346 | 59,306 | 227,162 | 114,576 | 390,005 | 127,108 | 51,803 |
2018/6/1 | 520,354 | 55,681 | 255,909 | 98,773 | 273,805 | 163,467 | 56,807 |
2018/9/3 | 541,059 | 51,103 | 231,435 | 137,326 | 202,637 | 183,942 | 28,770 |
出所「くりっく365」ヒストリカルデータより森村等が独自作成
8月10日のトルコショックの影響を受け、トルコリラ/円と同じ新興国通貨のメキシコペソ/円の取組高が減少したにも拘わらず、南アランド/円の取組高はその後も増え続けています。
南アランド/円も8月13日に前日建玉枚数196,447枚に対する取引数量89,439枚を記録し、2016年6月につけた6.17円以来、およそ2年ぶりに6.96円まで急落しました(当日清算価格は7.68円)が、玉整理はまだ終わっていない感があります。
今後も米金利の上昇に伴い、新興国や資源国通貨がリスクにさらされる可能性は否めません。
今後も潜在するであろうリスクと向き合い、いかにして利益を追求するかを次回からご紹介させて頂ければと思います。
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