3月31日に投開票されたトルコの統一地方選挙で、エルドアン大統領が率いる与党連合は厳しい結果を突きつけられました。
首都アンカラでの敗北に続き、最大都市イスタンブールでも野党優勢のもようで、低迷する経済や強権的な政治手法で都市部の多くの有権者の支持を失ったと思われます。今回の選挙はエルドアン氏の信任投票とみなされていただけに、政権への打撃は避けられそうにありません。
さらに米国防省が4月1日、トルコに対する米国の最新鋭ステルス戦闘機「F35」に関する機器の出荷停止を発表しました。トルコは10月にもロシアから地対空ミサイル(SAM)「S400」を調達する計画で、米欧の安全保障協力をめぐり、新たな火種になりそうです。
くりっく365、トルコリラ/円日足チャート(第一プレミア365FXより)
東京金融取引所のFX取引データによると、個人投資家のトルコリラ/円の買い建玉は3月28日時点で31.7万枚。3月21日の直近ピークから減少していますが、フラッシュクラッシュ(瞬時急落)発生前日の1月2日の水準(28.8万枚)を上回り、昨年8月のトルコショック直前(同月3日で32.5万枚)とほぼ同水準となっています。
今月末からのG.W10連休を控え、流動性の低い祝日や週明けの早朝にトルコリラの一時的な下振れには十分注意を払う必要があると思われます。
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