トルコ中銀は9月13日の金融政策決定会合で、エルドアン大統領の反対を押し切り、市場の信頼を回復すべくトルコリラ防衛のための大幅な利上げに踏み切りました。市場は20~21%を予想していたため、発表直後にトルコリラ/円は18円台半ばの高値を示現しました。
出所:「くりっく365」ヒストリカルデータより森村等が独自作成
トルコショック時の8月13日安値15.30円からちょうど1ヶ月で約20%の上昇したことになります。もちろん今回の利上げでトルコに対する不安が解消したとは言い難く、エルドアン大統領の「金利引き下げ圧力」や米国との関係悪化問題などトルコへの懸念はまだくすぶり続けています。
インフレ対策や対米関係の改善が見られないと、また下振れのリスクが発生する可能性が残りそうです。
トルコの金利上昇に伴い、トルコリラ/円のスワップポイントがこれまで以上に魅力が増すと思いますので、トルコリラ/円買いの「BUY&HOLD」を検討しても良いかと思いますが、下振れリスクに対する警戒も必要と考えております。
なお、リスク対策等々、ご質問等がございましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
日本ブログ村に参加しています。
バナーをクリックし応援よろしくお願いいたします。