9月26日の米国FOMCにおいて、0.25%の利上げが決定しました。米ドル/円市場は、年初高値113円台に顔合わせしたものの、NY株安により利益確定売りもあり、前日比-0.225円の終値112.75円と下落して終わりました。
ただ、年内あと1回の利上げ期待が予想以上に強まったり、さらに来年の利上げについては、中央値が3.125%と3回の利上げ予想で上方修正され、かなり強めの結果となりました。調整一巡後は米ドルが再度買われる展開になりそうです。
心配されていた、米国と中国による貿易協議ですが、9月18日火曜日の東京時間の早朝にトランプ大統領が中国に対する追加関税を発表すると、米ドル/円は週間安値111.65円まで下押しする場面がありました。ただ、関税率が、事前に言及のあった25%ではなく、10%からのスタートであったことや、中国側の報復関税も同じく10%だったことから「想定よりソフトな内容」との評価となり、リスクオンのムードが広がったことで、NYダウは26000ドル台、日経平均株価は24000円台と世界的な株高に繋がりました。
9月27日朝の日米首脳会談のように、欧州やNAFTAといった友好国との貿易協議が進展すれば、世界貿易戦争への懸念がスケールダウンとなり、リスクオン要因として期待されます。
現在、米ドルはオセアニア通貨より高金利通貨となっていますが、今後、ドル円の買いエントリーは、キャピタルゲインだけでなく、インカムゲインにも楽しみな通貨となりそうです。
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