沢登り大好き証券マンのレポート

■リハビリで高尾山

体調もほぼ戻ってきました。ただ1か月ほど沢や山から遠ざかっており体力も落ちているので、リハビリハイクで高尾山に行って来ました。高尾山はいつも大勢のハイカーでにぎあう山域ですが、今回歩いたのはほとんどハイカーがいない小仏城山北東尾根です。2時間弱で城山まで上がれますが、その間3~4人のハイカーにしか出会いませんでした。写真は2年前の11月、高尾山の紅葉です。

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■衆院総選挙 自民党単独過半

過去30年間に衆院の解散総選挙は10回実施され、そのすべてが解散実施日から投票前日までの間、日経平均株価は上昇しており「解散は買い」というアノマリーがあると9月30日付と、10月22日付の当レポートでご紹介しましたが、今回も解散日の10月14日(日経平均28,550.93円)、投票日前日の10月29日(同28,892.69円)とアノマリー通りの結果となりました。

過去の衆院選の議席シェアとその後の株価を照らし合わせると、今回の結果は「株高サイン」との見方もあります。2000年以降の過去の7回の総選挙で自民党が議席の過半を抑えた4回すべてで株価は上昇しています。市場には来年1月には今から1割上昇し32,000円に到達する可能性があるのと声もあるようです。

今回は日経平均株価を構成する225銘柄の平均予想配当利回り1.93%に対して、予想配当利回り(=予想配当金額÷株価×100%)が11.9%と6倍強の商船三井 (9104) を取り上げました。

なお株価、PER、PBRは11月5日引け値でクイックから、チャートはブルームバーグからの出典です。

 

■ 9104 商船三井 東証1部

株価 6,680円    PER 1.6    PBR 0.91

鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い海運大手です。同社は10月29日、2022年3月期の純利益が前期比5.3倍の4,800億円になる見通しだと発表しました。従来予想は3,350億円で過去最高益を更新する見込みです。軟化に向かうとみられていたコンテナ運賃が10月以降も高騰が続くためで、通期で4,000億円規模の利益を稼ぎ出します。この日オンラインで記者会見した日野常務執行役員は「10月の中国国慶節を機に市況が変化すると想定していたが足元でも強い状態が続き、来年の中国の旧正月まではタイトな需給状況が続きそうだ」と話しています。

利益の大半を稼ぎ出すのが日本郵船・川崎汽船と共同出資するコンテナ船会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」です。世界各地で輸送需要は旺盛で、米国の多くの地域では過去最高水準が続くコンテナ船の荷動きに対応できていません。ロサンゼルスでは長い船で2週間程度の沖待ちが発生しています。トラックや鉄道の内陸輸送も目詰まりしており、国際的なコンテナ運賃の目安となる上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)は3月末から約8割上昇しています。ドライバルク事業の採算も改善、大型ばら積み船の市況高騰も追い風です。また今期の期末配当予想を従来予想から250円引き上げ500円とし、中間配当の300円と合わせて年間配当を800円にすると10月29日に発表しています。

 

どのような考え方で銘柄を選択しているのか、興味をお持ちの方にはお伝えいたします。また上記5銘柄のご質問以外にも、お持ちになっている銘柄のご相談などございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

03-6778-8725(直通)  090-2649-0396(携帯) k.sakakibara@dai-ichi-premiere-sec.co.jp

※ 投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任で行っていただくようお願いいたします。

 


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