沢登り大好き証券マンのレポート

■軽いネンザをしてしまいました

散歩に行った高尾山の下りで、前から来る人をよけた途端でっぱりに乗ったことに気付かず、足をひねってしまいました。沢でやってしまったならともかく、こんなところでと唖然としました。下の写真は水根沢の名物、半円の滝です。

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■木を見て森を見ず?

現在のマーケットにはサウジアラビアの油田攻撃や米中貿易摩擦、トランプ大統領の弾劾調査開始、英国ブレグジットの行方など大きな不確定要素が控えています。そんな時だからこそ、あえて木を見て森は見ず、個別銘柄を探しました。なお、株価、PER(当期予想)、PBR(前期実績)は9月27日引け値でjijipressから、チャートはブルームバーグから出典しています。

■2181 パーソルHD 東証1部

株価 2,072円    PER 22.60    PBR 3.15

業界2位の人材総合サービス企業です。派遣・請負は需要が旺盛で単価も上昇し、最高純益更新し連続増配の予定です。転職市場での「リクルート超え」を目指すため、情報求人サービスの「an」を11月に終了し、そこに携わっていた600人のうち500人を転職支援サービス「doda」に振り向けます。dudaは転職関連サービスを網羅的に扱うのが強みで、市場の拡大を追い風に成長が続いています。dodaの人材紹介は採用が決まった社員の年収の35%が手数料収入となり、転職広告は1件当たり最低25万円でanの5万円に比べ高い収益性があります。

■2269 明治HD 東証1部

株価 7,940円   PER 17.96   PBR 2.29

明治製菓と明治乳業が09年に統合し、食品事業を扱う「株式会社 明治」と医薬品事業の「Meiji Seika ファルマ株式会社」、および「KMバイオロジクス株式会社」からなる企業グループです。2020中期経営計画で特に重点を置いているのが牛乳事業の黒字化と海外事業の伸長です。牛乳事業では生産体制の再構築や新パッケージの投入などで2020年度の黒字化を目指しています。海外事業では2017年度に黒字化を達成、2018年度には中国でチルド牛乳が好調で中国事業全体で20%以上の売り上げが拡大しました。医薬品では2018年度からワクチン販売に参入、感染症領域の売り上げ拡大も図っています。

■2317 システナ 東証1部

株価 1,619円   PER 35.78   PBR 8.98

ソフト開発支援がメインの企業です。ソリューションデザイン事業とソリューション営業が営業利益で70%以上を占めており、ソリューションデザイン事業では車載システムや成長分野のロボット、AIなどの受注が旺盛です。ソリューション営業ではWindows7、WindowsServer2008のサポート終了に伴いシステム案件が増大しました。またIT機器の導入、インフラ構築、システム開発、保守運用のワンストップサービス案件も拡大しました。売上高1010億円、営業利益152億円の新中計を発表、成長分野への集中投資や、人材不足に対処するためのベトナムで起業する若手ITベンチャーの発掘育成などに注力していきます。9月20日、大和証券は当社の投資判断を5段階で最上位の「1」 に引き上げました。

■4543 テルモ 東証1部 

株価 3421円   PER 32.07   PBR 3.72

カテーテルなど心臓血管分野に強みを持つ医療機器大手企業です。8月8日に発表した2019年4∼6月期の連結決算は純利益が、心臓や脳内の血管の治療に使うカテーテル関連製品の販売が伸び、前年同期比26%増の227億円でした。1月に米国で発売した脳血管治療向け製品の滑り出しが好調で、医療機器売上高首位のオリンパスに肉薄しています。カテーテルの治療件数が年10%以上伸びている中国でも、2018年に買収した中国企業と共同で攻勢をかけています。白血病などの治療に使う当社の機器は精度が高いため引き合いが強く、市場が拡大する再生医療や細胞治療に使う装置などの新製品も投入し、血液システム事業の売上高営業利益率を20%程度に高める計画です。

■8050 セイコーHD 東証1部

株価 2,317円   PER 10.09   PBR 0.87

腕時計では国内首位級で、ムーブメントでは世界的な企業です。8月9日に2020年3月期1Qの決算発表がありました。それによりますと売り上げの58%と大半を占めるウォッチ事業は高価格帯商品を中心に好調に売り上げを伸ばした「グランドセイコー」が全体を牽引し、営業利益は前年同期比43.2%増の37億円でした。システムソリューション事業も金融業界向けのビジネスやIoT向けのモバイル通信機器ビジネスが好調で、営業利益は前年同期比47.8%増の7億円となりました。電子デバイス事業は中国景気の減速や半導体製造装置向け投資の低迷などから、営業利益は前年同期比69.2%減の1億円と低迷しました。21年度に売上高2850億円、営業利益142億円が目標で、8月2日には銀座に価格帯50~60万円のダイバーズウォッチ「プロスペック」を扱う路面店をオープンしました。

上記5銘柄以外でも、ご質問などございましたら、榊原宛までご遠慮なくお問い合わせください。

03-6369-2289(直通)  090-2649-0396(携帯) k.sakakibara@dai-ichi-premiere-sec.co.jp

 

 

 

 


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