■水根沢と2回目のコロナワクチン接種
7月2日(金)15時、大手町の自衛隊大規模接種センターで2回目のコロナワクチンを接種してきました。接種後数時間で接種部位が痛み出し、翌朝には37度程度の発熱と倦怠感、体の節々の痛み、頭痛などが襲ってきました。これは日曜日の昼頃まで続きました。結構強い副作用で、久しぶりに1日半も寝込んでしまいました。金曜日の接種で正解でした。
写真は梅雨入り前に行った水根沢の名物、半円の滝です。この日は天気もイマイチでここに来るまでに相当体が冷え込みました。
■適温相場と緊急事態宣言
先週末に発表された6月の米国雇用統計は市場予想をやや上回る内容でしたが、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止められ、ほどよい景気回復と低金利が併存する「適温相場」の状態に戻るとの見方もあるようです。
東京都にコロナウイルス対策で8月22日までの緊急事態宣言の再発令がされそうです。東京都への宣言発令はこれで4回目で、オリンピック開催期間全てが含まれることとなります。一方北海道や愛知県、京都府、兵庫県、福岡県に出ていた重点措置は解除されそうです。サービス業や小売り業、飲食業などへ影響が出そうです。
■2702 日本マグドナルド JQ
株価 4,930円 PER 32.1 PBR 3.72
世界的ハンバーガーチェーンで米国本社の影響が大きい、外食の国内大手企業です。市場では6月の月次指標について「2020年6月に客単価が前年同月比20.1%増と大きく伸びており、その反動で大幅なマイナスになっても不思議はない」との声もありましたが、7月6日に発表された【月次 IRニュース】によりますと客単価は前年同月比2.2%増、全店売上高は同15.8%増、既存店売上高は同14.7%増でした。
21年12月期は巣ごもり消費の持ち帰りやデリバリーが堅調。店舗でのハンバーガー製造能力を高めるため新型キッチンも導入。売上高は前期比4%増の2995億円、純利益は同1%増の204億円、営業利益は同2%増の320億円と2期連続の最高益を目指します。
■4185 JSR 東証1部
株価 3,485円 PER 27.7 PBR 2.24
レジストなど半導体材料をメインとしている企業です。経済産業省は半導体受託製造(ファウンドリー)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が日本で国内の半導体材料や製造装置メーカーと共同で行う先端半導体の研究開発を支援すると発表しましたが、20社超の日本企業が「TSMCからのご指名」で参加予定で、当社もその中に含まれています。
「祖業」のエラストマー(合成ゴム)事業を22年4月、ENEOSに売却します。売却で売上高は大幅に減るものの、資産効率は高まり一段の株高を目指す道が整います。事業売却で入るとみられる1000億円規模の現金についてジョンソンCEOは「半導体材料のM&Aなどに充てることも検討するほか、適当な買収対象がなければ配当などで株主に分配する」と話しています。
■4186 東京応化工業 東証1部
株価 7,010円 PER 26.9 PBR 1.89
半導体製造工程で使われるフォトレジストで世界首位級。液晶用や化学薬品、関連装置も展開しています。パッケージ材料は想定以上に伸びています。半導体製造工程で使う感光剤では、上記JSRや当社など日本勢が世界シェアの大半を占めています。上記JSRで述べた「TSMCからのご指名」の中に当社も含まれています。
5月12日に発表された2021年12月期第1四半期決算によりますと売上高は旺盛な半導体需要に支えられ、半導体用フォトレジストなどの売上が好調に推移、前年同期比11.5%の増収でした。原材料価格上昇も、1ドル100円前提の会社計画は保守的な見方のようです。
■6146 ディスコ 東証1部
株価 32,650円 PER 27.3 PBR 4.68
半導体、電子部品向け切断、研削、研磨装置で世界首位。装置と消耗品のダイヤ砥石が2本柱。半導体後工程受託企業で量産投資が活発で、研削装置など装置が伸び、採算の良い消耗品も顧客の高稼働が続き堅調。日経新聞は日経500種平均株価を構成する3月期決算の製造業197社(会計基準変更など除く)を対象に21年3月期のCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル;仕入れの支払いから製品を売って現金を回収するまでの期間を表す指標)を調査した結果、当社は首位となりました。
21年4∼6月期は出荷額が最高の見通し。高速通信規格「5G」対応スマートフォン向けなどで半導体・電子部品の需要が旺盛で工場はフル稼働が続き、採算性も改善。純利益は大幅に増加しそうです。「TSMCからのご指名」の中に当社も含まれています。増配も濃厚です。
■9603 HIS 東証1部
株価 2,583円 PER - PBR 2.93
海外旅行が中心の大手旅行会社。ハウステンボス(HTB)やホテル運営、電力小売りも展開しています。ホテルは国内、海外とも稼働底這い。緊急事態宣言の影響が大きく、HTB改善や電力小売りが伸長しても赤字幅拡大しそうです。ワクチン接種が広がり、秋頃から国内旅行が回復、来年には海外旅行も再開を見込み、22年10月期の黒字化を目指します。
当社では高齢者を中心に海外旅行の問い合わせが増えています。8月中旬まで海外団体ツアーは中止していますが、欧米では入国制限の緩和が進んでいるため、個人向けの旅行手配は実施しています。日本政府観光局の金子理事は「ワクチン接種が進む欧米は往来が回復しつつある。日本でも接種が進めば回復期待が早まる希望は持てる」と話しています。
どのような考え方で銘柄を選択しているのか、興味をお持ちの方にはお伝えいたします。また上記5銘柄のご質問以外にも、お持ちになっている銘柄のご相談などございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
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※ 投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任で行っていただくようお願いいたします。
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