沢登り大好き証券マンのレポート

■今日は沢ではありません

沢や山に効かない休日は、良く自転車で練馬区の野菜を直に販売している農家に、野菜を買いに行っています。その途中少し回り道をしたところ、立派な銀杏の木を見つけました。金乗院というお寺さんにある銀杏で、高さ18m、目通り幹囲5mで徳川三代将軍家光のお手植えと伝えられているそうです。

 

■オミクロン

オミクロン株は株式の世界でも猛威を振るっています。日経平均は11月25日引値の29,499.28円から本日引値(12/3)28,029.57円と1,469.71円の急落を演じています。11月30日にはパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で、米金融政策の正常化が想定より早く進むとの見方が強まり、米国市場では幅広い銘柄が売り優勢となる場面もありました。オミクロン株については従来のワクチンの効果への影響など、変異によるウイルスの性質の変化が明らかになるにはまだ時間がかかりそうです。

そんな中でモデルナのCEOが同社のワクチンはオミクロン株に対して、従来の新型コロナと比べて効果がはるかに薄いと発言、半面ファイザーとワクチンを共同開発した独ビオンテックのCEOは同社のワクチンで重症化を防げる可能性が高いなどと発言、多様な意見が噴出しています。それらの意見などが出るたびに日経平均は大きく動いています。

ここからは私見ですが、今回のオミクロン株に対する反応は、新型コロナの影響から立ち直りつつあったところに突如冷や水を浴びせられた状況で、過剰に反応しているように感じています。これから徐々にオミクロン株の重症化率や、ワクチンの有効性などが分かってくれば、日経平均は戻る可能性が高いと思います。そこで今回はオミクロン下でも積極的な投資が続く半導体関連銘柄に注目しました。

 

■7735 SCREENホールディングス 東証1部

株価 11,410    PER 14.7    PBR 2.38

ウエハ洗浄装置では世界のダントツの半導体製造装置の大手です。10月27日、2022年3月期の連結純利益が前期比2.4倍の360億円になる見通しだと発表しました。従来予想(280億円)から上方修正し、市場予想のQUICKコンセンサスの314億円(25日時点・14社)も上回っています。米インテル、台湾積体電路製造(TSMC)韓国サムスン電子の半導体大手3社は各国・地域の政府による資金支援も背景に21年度にそれぞれ2~3兆円の投資を計画しています。TSMCは23年までに11兆円の設備投資を計画しています。

半導体の需要拡大に伴い製造装置の在庫不足が続いています。製造装置の生産に使う半導体は旧世代品が多く、コロナ禍で落ち込んだ生産を取り戻そうと自動車メーカーも旧世代品の確保を急いでいます。製造装置メーカーの購入量は自動車メーカーに比べ少なく、買い負けしており、「優先供給してくれないと、半導体メーカーが半導体を十分に作れなくなる」とある半導体製造装置メーカーは役員総出で交渉に乗り出しているそうです。広江社長は決算説明会で半導体需要について23年もあまり落ち込まないとの見解を示し、引き続き需要が高止まりするとの見通しを示しました。

 

どのような考え方で銘柄を選択しているのか、興味をお持ちの方にはお伝えいたします。また上記銘柄に関するご質問以外にも、お持ちになっている銘柄のご相談などございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

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※ 投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任で行っていただくようお願いいたします。


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