沢登り大好き証券マンのレポート

■モミソ沢 PARTⅡ

前週に続きモミソ沢です。比較的登攀的な沢で、最後に出てくる12m大滝は、その中でも不慣れな人には少し難しい滝となります。何年か前に登ったときはもう少し中間支点があったように記憶していましたが、落ち口に立派なアンカーがあるほかにはあと一箇所、あまり信用できない錆びたリングボルトがあるだけでした。落ち口の手掛かりがなく、フリクションを利かせ、最後の一歩は気合で登りました。詰めは最後まで沢形をたどり、堀山の家近くの登山道に詰め上がりました。この沢も以前と比べ倒木が多く、山肌の乾燥砂漠化が進んでいるように感じました。写真はその大滝です。

■インフレ・原油高

23日の米株式市場では米原油先物相場が大きく上昇するなど、高インフレが米国景気を冷やすとの懸念から大きく売り込まれました。悪いことに中央アジアのカザフスタンからロシアの黒海に至る原油パイプラインが23日、悪天候で設備が破損したため出荷を停止しました。設備の修理には少なくても1か月半はかかるとしています。世界の供給量の1%強に相当する日量120万バレルの輸出が滞りそうです。併せて米クリーブランド連銀のメスター総裁は、40年ぶりの高インフレを抑制するために利上げの前倒しを支持する考えを示し「何回か0.5%の利上げが必要となる」と述べています。

ここからは私見ですが、ウクライナ情勢に関しては、いやな言い方ですがだんだん慣れてきているようです。JPモルガンは21日朝の顧客向けメモの中で「NATOの参戦と、ロシア産商品の遮断という二つの極端な事象を回避できると市場は織り込んでいる」と指摘しています。核や生物・化学兵器の使用やNATOとの直接交戦がない限り、戦況に一喜一憂する相場になるのではないでしょうか。日経平均も当面の底を確認したように感じています。今回もウクライナ情勢に影響を受けにくいであろう食品株に注目してみました。なお株価、PER、PBRは3月25日引け値でクイックから、チャートはブルームバーグからの出典です。

 

■2267 ヤクルト本社 東証1部

株価 6,620円    PER 24.5    PBR 2.37

女性訪問販売員による強固な販売網を持つ、乳酸生菌飲料を主力とする企業です。拠点拡大で海外収益が柱となっています。同社は2月10日、2022年3月期第3四半期決算短信を発表しました。それによりますと、純利益が前年同期比13%増の420億円でした。国内で高単価の乳酸菌飲料「ヤクルト1000」の販売が伸び、為替相場の円安で海外事業の円建て利益も増えました。売上高は7%増の3,165億円、営業利益は16%増の466億円でした。国内の飲料及び食品製造販売事業部門の連結売上高は1,538億9,300万円(前年同期比2.0%減;収益認識会計基準等の適用により売上高は173億4,900万円減少しました)、海外では2021年1月から12月までの1日当たり平均販売本数は約3,164万本となりましたが、

米州では同事業部門の連結売上高は350億9,700万円(同10.8%増)、アジア・オセアニアでは中国で販売拠点を50か所に拡大したことなどにより998億1,900万円(同9.8%増)、欧州では70億6,800万円(同11.9%増)となりました。同日、300億円を上限とする自社株買いを実施すると発表、2月14日から8月12日に自己株式を除く発行済み株式数の約3.4%に当たる550万株を上限に買い付けます。同社は3月14日、健康食品やサプリメントなどの商品を扱う電子商取引(EC)サイト「ヤクルトウェルネスオンライン」を新設したと発表しました。専用のECサイトを立ち上げ、消費者との接点を拡大する計画です。23年3月期は高単価の好調維持で増収増益を見込んでいます。チャートは3年週足です。

 

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