沢登り大好き証券マンのレポート

お知らせ

当社入居ビル改装工事のため、「注目銘柄」のご提供が6月まで出来なくなります。7月より再開を予定しておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

■マスキ嵐沢 PARTⅡ

4月9日西丹沢のマスキ嵐沢を遡行してきました。天気も良く、新松田のバス乗り場は増発が出るほどの混雑でした。この沢は白い色の岩が多い明るく開放的な沢で、一時期山の雑誌では「デート沢」と呼ばれたほどのきれいな沢です。写真は後半に出てくる5mほどの滝と最後の詰めで、写真で見るより実際はかなりの急登で尾根に這い上がる最後の5mほどにはお助けの太いロープが付いています。

■閑散に売りなし

先週12日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の激しいエネルギー・食品を除くコア指数が0.3%上昇となりました。2月の上昇率(0.5%)と比べて縮小し、21年9月以降では最も小さい上げ幅でした。JPモルガンやバンク・オブ・アメリカなどの米金融機関のアナリストは、そろって足元が「ピーク」との見方を示しました。3月の米小売売上高など最近発表された経済指標はインフレが加速する中でも米経済が底固く推移しており、20日の米株式市場ではIBMやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などが好決算を発表し買われています。市場では「インフレが加速する中でも販売が伸びたP&Gの決算を受け、消費減速の懸念が薄らいだ」との声もあります。

ここからは私見ですが、米株式市場ではインフレを克服しつつ、決算発表などを契機に買われやすい展開になるのではないでしょうか。一方国内市場は商いの薄い日が続いており、これから始まる3月決算企業の本決算を待っているような状況です。『閑散に売りなし』との格言もありますが、自動車や機械などの円安の恩恵を受けやすい銘柄が株価を引っ張ってくれればと考えています。今回は資源高や復興需要から以下の銘柄に注目しました。なお株価、PER、PBRは4月22日引け値でクイックから、チャートはブルームバーグからの出典です。

 

■ 6301 小松製作所 東証プライム

株価 2,998円    PER 15.1    PBR 1.37

IT活用に強みを持つ建設機械で世界2位の企業です。アジアでも幅広く展開しています。柱の建機は北米で住宅向け需要が好調で、国内では首都圏再開発が追い風になりそうです。22年3月期は鉄鉱石や石炭など資源価格の上昇で、採算性の高い鉱山機械が好調です。欧米や東南アジアでのインフラ投資で一般の建設機械の販売も増えて、大幅な増収増益の見通しです。23年3月期は原材料の価格転嫁を進めて増益とする計画です。機能を絞って価格を抑えた都市土木専用の油圧ショベルがインドネシアなどで徐々に浸透しており、低価格で攻勢をかける中国勢に対抗しています。同社は3月25日、オーストラリアで部品拠点をクイーンズランド州に新設したと発表しました。同州に点在していた倉庫を集約し営業拠点と隣接させ、受注から引き渡しまでのリードタイムを短縮します。

オーストラリアは石炭や鉄鉱石などの資源開発が盛んで、鉱山などで使う建機の需要が伸びています。デジタル技術による部品管理システムも導入して倉庫内の効率を改善します。また同社は3月29日、ホンダと共同開発した小型の電動ショベルのレンタルを国内で始めると発表しました。排ガスをゼロにし、騒音や廃熱も低減しました。同社はロシア向けの出荷およびロシアの生産現法における生産は停止しています。2022年3月期の連結業績予想(2021年10月28日公表)における、建設機械・車両部門の売上高2兆4,350億円のうち、CIS(ロシア含む)向けの地域別割合は8%と想定しており、2022年3月期の連結業績予想への影響は軽微であると見込んでいます。チャートは1年日足です。

 

 

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