■安達太良山 PARTⅡ
前回のBLOGでお伝えしましたが、1月9~10日に福島県二本松の安達太良山へ行って来ました。1日目はくろがね小屋までで、2日目に安達太良山まで行きました。山頂付近までは曇り空ながら、この山にしては風も弱くある程度の見通しはききましたが、山頂到達後天候が荒れ出しました。計画では山頂からは東方向に薬師岳経由で下山する計画でしたが、ホワイトアウトに近い状況となったため、くろがね小屋経由で下山しました。写真は昨年と今年の同じ場所から撮った山頂直下の写真です。
昨年は雪も少なく、好天に恵まれ薬師岳経由で下山しました。
昨年とはうって変わって、踏み跡や山と空の境界も認識出来ないホワイトアウトの状況でした。
■バイデン大統領就任
バイデン大統領の就任式は懸念されていた混乱もなく終了しました。米国では大統領就任から100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、株式市場で大きな波乱は起きにくいというアノマリーがあります。1953年以降、過去17回の就任式から100日後までの日経平均の騰落率は平均で約3%高でした。就任式に先立ち、バイデン大統領が財務長官に指名したイエレン前連邦準備理事会議長の指名承認公聴会が開催されました。その中で米国経済の回復には「大きな行動」が必要で、一時的に債務が拡大しても大規模な財政出動を実施すべきとの考えを示し、バイデン氏のコロナ危機の克服に向けた総額1兆9,000億ドルの追加経済対策は妥当だと訴えました。バイデン大統領は4年間で環境・インフラに2兆ドルを投じるとも公約しています。そこで今回は再生可能エネルギーや半導体関連の銘柄を取り上げました。なお、株価、PER(当期予想)、PBR(前期実績)は1月22日引け値でjijipressから、チャートはブルームバーグから出典しています。
下記5銘柄以外でも、ご質問などございましたら、榊原宛までご遠慮なくお問い合わせください。
03-4360-3063(直通) 090-2649-0396(携帯) k.sakakibara@dai-ichi-premiere-sec.co.jp
■勉強会開催
緊急事態が解除されたら、定期的に勉強会を開催する予定です。BLOGに挙げる銘柄候補など、様々なお話をさせていただこうと考えています。開催が決まりましたら、当社HPでご案内いたしますので、ぜひご参加ください。
■1803 清水建設 東証1部
株価 787 PER 9.40 PBR 0.84
最大手ゼネコンの一角で、首都圏、民間建設が主力です。環境エネルギーに注力しています。当社は大規模な電源開発の経験を活かし洋上風力発電事業を推進、英国や台湾において事業参画し洋上風力発電の建設や運転に関するノウハウを蓄積している株式会社JERAと2020年1月15日に、洋上風力発電事業の協働に関する覚書を締結しています。また当社は約500億円を投じ、世界最高性能を備えたSEP船(Self-Elevating Platform:自己昇降式作業船)を建造中(2022年10月に完成予定)で、洋上風力施工のトップシェアを目指しています。
■3374 内外テック JQ
株価 2,912 PER 14.25 PBR 1.47
半導体製造装置の部品の仕入れ販売と受託製造事業がメインです。2021年3月期第2四半期では販売事業は売上高112億94百万(前年同期比11.6%増)、セグメント利益2億34百万円(同103.2%増)、受託製造事業では売上高25億46百万円(同32.8%増)、セグメント利益1億79百万円(同842.1%増)となっています。半導体・FPD(フラット・パネル・ディスプレイ)装置販売がテレワークを追い風に活況、22年3月期は5G需要が本格化し躍進の可能性もあります。東京エレクトロングループへの売上高が全体の約7割を占めています。
■3436 SUMCO 東証1部
株価 2,446 PER 28.26 PBR 2.37
旧住友金属と三菱マテリアルのシリコンウエハを統合、コマツ系も合流した半導体用ウエハ世界首位級の企業です。トヨタやホンダなどが半導体不足で減産、様々な分野で半導体需要が高まっており、確保が難しくなっています。台湾積体電路製造がフル稼働で生産していますが追いつかないほど需要は強い状況です。2020年3月期第3四半期決算で、3Qでは300mmウエハの需要がロジック向けは堅調でメモリーは回復傾向、200mmでは民生・車載向け需要は軟化しているとしています。4Qでは300mmは5Gやテレワークなどで堅調を見込み、200mmでは車載向け需要の急回復を期待をしています。300mm中心に長期販売契約比率が高水準。本格的な需要ひっ迫は23年ころとみて、それまでは大幅増産はしない方針です。
■6502 東芝 東証2部
株価 2,963 PER 21.41 PBR 1.43
総合電機大手。不正会計に続き米国原発事業の巨額損失で経営危機となり、2017年8月に東証2部に降格しました。2020年4月3日、東証1部への復帰を申請しましたが、東証は特注銘柄に指定された企業が1部への移行申請をした場合、内部管理体制の改善状況を改めて検証するため、審査期間は長引きそうといわれています。2021年1月18日、格付投資情報センターは当社の発行体格付けを「トリプルB」に1段階引き上げました。低収益事業の縮小や撤退などで収益力が高まり2021年3月期の最終損益で黒字が定着する可能性が高まったとしています。石炭火力は新規建設から撤退、風力など再エネに軸足を移します。上場延期となっているキオクシアHDの持株の一部売却方針は変わらず、売却で得た資金の過半は株主還元に充てる計画です。(注2021年1月22日に、同年1月29日をもって当社株式が東京・名古屋両取引所第2部市場から両取引所第1部市場へ指定替えされることとなりました)
■6920 レーザーテック 東証1部
株価 15,170 PER 114.42 PBR 36.52
半導体マスク欠陥検査装置が柱でマスクブランクスシェア100%。納入済みの装置が増え、サービスも順調。台湾顧客向けが好調維持で、EUV光(極端紫外線)使用のマスク検査装置が牽引し売り上げの約半分になっています。今期は半導体関連装置受注の8割強がEUV関連になりそうです。半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造が14日、21年12月期の設備投資は過去最高の280億ドルを見込むと公表。設備投資拡大による受注増の期待が持てます。市場からは「半導体関連のPERは高く見えるが、長期的な業績拡大を見込めるため投資家は割高感を感じていない」との見方もあります。またペリクル(マスク用の保護膜)が実用化されれば、ペリクル付マスクの検査装置で独占的な地位にある当社の売上がさらに拡大する可能性もあります。
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