沢登り大好き証券マンのレポート

■安達太良山 PART2

1月8日、福島県二本松市の安達太良山へ行ってきました。この時期恒例のくろがね小屋泊りの山行ですが、コロナの影響でシュラフ持参となります。1日目はのんびり小屋までで、源泉かけ流しの温泉に浸かり、湯上りのビールや日本酒、バーボンを痛飲しました。翌朝、安達太良山の山頂を目指し小屋を出たパーティーは3組だけで我々も山頂を目指しました。一番早く出たパーティーは敗退した模様で一時間程度で引き返してきました。我々も強風とホワイトアウトで峰の辻で敗退、もう一組のパーティーにはすごいスピードで途中で抜かれましたが、山頂を踏んで小屋に戻ってきました。写真は峰の辻の標識です。昨年と変わっていました。

■金融引き締めと米主要企業業績

米国の株式市場では強弱材料が交錯しています。米長期金利は19日未明に1.90%と2年ぶりの高水準を付け、米原油先物相場も連日で7年ぶりの高値を更新しています。昨年12月の米小売売上高が前月比で減ったのを受け、インフレ加速に対応して米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを急げば、景気の減速感が強まるとの懸念がくすぶっています。

一方、インフレ下で最終製品の値上げが浸透し利益率は上向き傾向にあり、2021年10~12月期の決算では、米主要企業の純利益が前年同期比23%増える予想です。欧州や日本の企業業績も増益が続く見通しで、米国株に対しては22年も強気の予想が多いようです。

今回は、2023年度まで4年連続で過去最高の販売額を更新する(日本半導体製造装置協会)半導体関連の銘柄や、原油など資源高や長期金利上昇などから商社株や金融株に注目してみました。なお株価、PER、PBRは1月21日引け値でクイックから、チャートはブルームバーグからの出典です。

 

 

■ 4063 信越化学工業 東証1部

株価 18,705円    PER 21.4    PBR 2.54

塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハで世界首位の企業です。塩ビとウエハーは21年3月期の会社全体の営業利益の6割を稼いだ2本柱です。塩ビのシェアは北米で35%、ウエハーは世界で約3割を占めます。高いシェアを生かした情報網で需要が増える兆しを素早くつかみ「排他的な投資機会を得られている」ことで、世界需要を取り込んできました。塩ビは米国住宅向けを軸に需要が旺盛で、継続的値上げで劇的に採算が向上しています。

21年11月、米ルイジアナ州で塩ビ樹脂の新工場が稼働、北米の塩ビ樹脂の年産能力は324万トンと1割増え、世界首位の座を固めました。2022年3月期の連結純利益は前期比24%増の3630億円と過去最高となり、10年前の3.6倍に達する見通しです。21年9月末の手元流動性は約1兆3000億円と過去最高、有利子負債は約300億円のためほぼ無借金です。豊富な手元資金をもとに、今はウエハー増産を検討しています。

 

■ 4186 東京応化工業 東証1部

株価 6,530円    PER 18.4    PBR 1.68

半導体製造工程で使われるフォトレジストで世界首位級の企業です。液晶用や化学薬品、関連装置も展開しています。2021年11月11日に発表した2021年12月期第3四半期決算によりますと、売上高は旺盛な半導体需要に支えられ半導体用フォトレジスト、高密度実装材料、高純度化学薬品の売上増加から前年比16.8%の増収、営業利益や経常利益、四半期純利益も原材料費等の増加影響はあるものの、高付加価値製品の売上増加により前年比大幅増益となりました。

2021年12月15日に開幕した半導体の展示会「セミコン・ジャパン」では台湾積体電路製造(TSMC)や米インテルの幹部が講演し、3次元化が半導体の性能向上をけん引するとの見通しを示しました。3次元実装を構築するには基板、パッケージなどの装置、素材が重要になりますが、先端パッケージにはチップを電気的につなぐ配線層にも微細化が求められるようになり、3次元化でフォトレジストの使用量も多くなります。TSMCの熊本進出で取引拡大も見込まれます。

 

■ 8031 三井物産 東証1部

株価 2,853.5円    PER 6.4    PBR 0.97

三井グループ中核の総合商社で、鉄鉱石、原油の生産権益量は商社ダントツです。石炭、原油、ガスなど資源価格の高騰で、金属資源事業やエネルギー事業の採算が大幅に改善、非資源分野でも自動車や船舶など機械・インフラ、食料やヘルスケアなど生活産業が伸びています。2022年3月期通期の純利益は商社初の7,000億円台で最高益の予想です。当社はこのほど、医療機関のデジタル化を支援する新会社を設立しました。複数の医療スタートアップと連携し、サービスをパッケージ化して販売する考えです。

医療現場では高齢化や働き方改革に伴い、業務の効率化が課題となっており業務効率化の需要を取り込みます。今年に入り、ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが円建て社債の発行を準備していることが判明しました。総合商社株はバークシャーが保有しているため、関連銘柄として総合商社株に思惑的な買いも入っているようです。市場では「米金利の先高観は変わらず、高めの配当利回りのバリュー株に資金が向かいやすい」との見方がありました。

 

■ 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 東証1部

株価 674.7円    PER 10.0    PBR 0.48

国内最大の民間金融グループで、米州やアジアでの展開が進んでいます。利ザヤが改善しており資金利益が堅調で、資産運用軸に手数料が伸びています。同社の亀澤社長は日本経済新聞とのインタビューで個人向け金融について、金融サービスをBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス;銀行などが預金や融資といった金融サービス機能をAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)経由で企業のアプリやサービスに提供する仕組み。企業は自らのサービスに決済などの金融機能を組み込みやすくなります)に切り替える考えを示しました。

BaaS市場は28年に20年比で6倍強の約2.3兆ドル(264兆円)に拡大する見通しです。異業種と連携したデジタル決済サービスでは決済回数に応じて収益を受け取れるほか、決済データなどを基にした融資などのビジネスにつながる可能性があります。同社はデジタル関連収益を23年度に2,050億円と20年比で300億円積み上げる計画です。大手証券の投資情報部長は「三菱UFJを代表とする銀行株は予想PER(株価収益率)などバリュエーション(投資尺度)面でも割安な水準で、配当利回りも比較的高い。新興市場が不安定な動きの中、大型割安株の一角として個人投資家の買いも集めている」とみています。

 

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